かかとの痛み症例1 60代女性 かかとの痛みがつらい・低体温

施術前の症状

10日ぐらい前から、左足のかかと(外くるぶしの後方)が痛くてつらい。夕方になるとひどくなる。体重をかけると痛い。圧痛がある。(激痛)

多少びっこをひいて歩いている。

左脚全体的に裏側が常につっぱっている感じがする。

左膝の内側が痛い。寝ている時外れているような感覚。(2~3年前から)

よほど前から両足の甲が痛い。歩き始めが痛い。圧痛もある。

朝目覚めると、両手が痺れている。

両手の指が痛い。

寝ていて、左の背中が痛い時がある。腰痛もある。

平熱が低い。だいたい36.3度~36.5度ぐらい。病院で計ると34度台の時もある。

両足の足先が冷たい。

施術とその後の経過

1回目 令和2年6月6日

施術:まず、全身の歪みの調整。

あちこち痛いが、かかとが1番つらいので、かかとの痛み軽減をまず重点的に施術。

脚の裏全体の疲労を緊張を取る。痛い付近は丁寧に。

施術後:直後はそれほど変化なし。お風呂にゆっくり入ることや、小豆袋で温めることを提案。

2回目に聞いた話では、翌日の朝は足がポカポカで冷たくなかった。

翌日から、体温がいつもより1度ぐらい上がった。

2回目 6月14日

施術:前回と同じ

施術後:かかとの痛みがいくらか軽減。

3回目 6月20日

施術前のカウセリング:前回の施術後、かかとの痛みがいくらか緩和したが、仕事をしているとやはり痛い。

施術:前回と同じ。

施術後:歩いてみて、「あれ?痛く無い!圧痛も無い」

4回目 6月28日

施術前のカウセリング:痛みがだいぶ無くなって、そんなにつらくない。膝が気になる。

施術:かかとの施術 プラス 膝痛緩和のための施術。

施術後:全体的に楽。1ヶ月前がうそのように楽になった。

5回目 7月5日

施術前のカウセリング:歩けなかったのが、うそのように忘れている。腫れもだいぶひけた。膝痛は忘れている。左脚のつっぱりもない。両足の甲が痛い。

施術:足の甲の痛み軽減の施術。膝から下の前側の疲労・緊張を取る。

7回目 7月25日

施術前のカウセリング:かかとは調子いい。両足の甲は軽減しているがまだ痛い。つらくは無い。靴をはくとき足の甲が痛かったがそれは無くなった。手の指の痛かったが、軽減している。靴を履くとき手の指が痛かったが、それは無くなった。

施術:足の甲の痛み緩和のための施術。膝から下前側の疲労・緊張を取る。

 

考察

61才で赤ちゃんの面倒を見ている(保育士)ので、体力的に負担がかり(特に足に)かかとが痛くなったと思われる。全身の疲労と特にふくらはぎ・足の疲労を取ることで、だんだん痛みが軽減した。

数年前からの足の甲の痛みは、スリッパなどでつま先を上にあげる動作が多くて痛くなったのではないか。外販母子もあるので、ぶかぶかの靴を履くことが多いそうで、ぬげないようにつま先を上に上げる動作が多いために疲労が蓄積したのではないかと考えられる。

足の甲の痛みは継続中。

全身の血流が悪く、体温も低かったと思われる。1回施術しただけで血流がよくなり、体温が上がった。

手の指も痛いそうだ。手の指には全然さわっていないが、全身の血流がよくなったせいで、痛みが軽減してきたものと思われる。

コスモス自然形体院